カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫) epubダウンロード
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
本, ドストエフスキー
によって ドストエフスキー
4 5つ星のうち 33 人の読者
ファイルサイズ : 21.43 MB
内容紹介 11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か! 内容(「BOOK」データベースより) 11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か。 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : カラマーゾフの兄弟-4-光文社古典新訳文庫.pdf
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
・サノーさん一言コメント「世紀の父殺しに、判決がくだる。裁くのは誰か。裁かれるのは誰なのか。未完の大作、ここに終結」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「二人の父の死、二人の兄の破滅。夜明け前の暗がりを漂う魂に、革命の朝は訪れるのでしょうか」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ): いよいよ、終結だな。5巻のエピローグは、この次のシリーズへの予告編だから、この巻が、実質的には最終巻となる。ウノーさん(以下ウ):そして、ドストエフスキーの死により、次のシリーズは永遠にないわけですよね。その事実が、この作品の凄みに、直結してます。サ:そう。残された資料、残された伏線、将来への暗示的な文面で、次のシリーズの推測はできるし「カラマーゾフの兄弟のその後」を研究した本もたくさん出ているが、作者が死んだから、永遠に完結することはない。ウ:「比類なき傑作」が未完だとは、驚くばかりです。サ:ある意味、次シリーズが「永遠の謎」になったからこそ、人々を惹きつけ、賞賛を集め続けているのかもしれない。「夭折の芸術」のステレオタイプだな。ウ:そうですね。「その後、アリョーシャと子供たちが革命家になる」とか、実際に続きが書かれていたら、ここまでの「深み」は生まれなかったかもしれません。サ:この巻で決着するのは「イリューシャの死と少年たち」「兄イワンの破滅」「父フョードル殺害事件の真相」「ミーチャへの判決」だな。ウ:どれも、途中で読み手が止められないので、できるだけ時間が確保できたときに、一気に読むのがいいですよね。サ:少なくとも「イワンと悪魔」「スメルジャコフの告白」「裁判」の場面については、一気に読んだほうがいい。ウ: 「大審問官」のところを読み返してから、「イワンと悪魔」との場面を読むと、臨場感が増します。サ:そうだな。てんこ盛りだから、忘れてることも多いしな。「大審問官」で論じた二分法の矛盾そのもので、イワン自身が破滅するわけだから。「裁判」のシーンについても、3巻の第8編を眺めてから、読むのも楽しい。ウ:色々な法廷劇を読みましたが、この物語を超える衝撃を与えてくれたものは、ありませんでした。サ:凄いよな。この物語は1880年に出版されているわけで、いまだに、それを超えられないんだから、訳がわからん。ウ:背景にあるテーマが、それぞれ無関係なようでいて、この判決のために存在しているからだと思います。人間ワザとは思えません。トレーニングや研鑽で辿り着ける領域ではないです。サ:理屈や研究からでも、辿り着けないだろうな。だからこそ、いつまでも輝きが失われない。【了】
0コメント