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必勝 向かい飛車―豪快!攻める怒濤流 (Super series)
本, 大内 延介
によって 大内 延介
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内容(「MARC」データベースより)向飛車を学ぶことがすなわち、力戦にたえうる力を養成することになる。向飛車の全てを学び、豊かな大局観をめざす。
必勝 向かい飛車―豪快!攻める怒濤流 (Super series)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
後手振り飛車に対して、先手から▲2六歩、▲2五歩といきなり突いてくるのは数年前なら、形を決めすぎと悪手扱いでしたが、森内さんが裏芸で使い始めてからそこそこ流行ってます。これに対して阪田流に誘導していたのですが、選択権は、居飛車にある。そこで、この出だしをとがめる意味で向かい飛車を始めよう。現在振り飛車は、穴熊との格闘ではあるが、いざ急戦で来られたらどうしましょ????ということで本書を買ってみた。結論を言うと、上記の意味では本書は無用に近かった。結局、棒銀などに来られたら三間に振り直すのだから四間飛車VS棒銀と変わりません。てなことで棒銀怖いって人は、向かい飛車でも藤井さんの『四間飛車の急所3急戦大全【下】』を買いましょう。低級者は、藤倉さんの『よく分かる四間飛車』でも良いです。しかし、本書は、別の意味で結構良い本でした。意外!意外!意外!本書は、大局観を大事にされる昭和の振り飛車の大家、大内さんの本です。第一章は、今で言うチュートリアルのようなもので、向かい飛車の形を解説。たぶん初心者に向けて書いたんでしょうね。そして、この第一章チュートリアルなので全て紹介程度となってますが約30年後の現在振り飛車のエッセンスが詰まってますね。P9はその後の展開はないがゴキゲン形の先手中飛車の初期図ですね。おおっ30年前!P11の攻防は、角道オープン向かい飛車じゃないですか?本書P10の参考2図は、田中さんの名著『角道オープン向かい飛車』のP56の第2図と完全同一局面。そしてP11は田中本のP95辺りの攻防と類型図面ですね。なんと30年前ですよ。第二章は、4つの戦形に絞って、攻防を解説。スタンダードな、6七銀5八金型(現在では逆に違和感が・・・)急戦を迎え撃つ、6八銀型、そして自ら動く、7八金型、最後は、7五歩型ってんっ!これって俗に言うメリケン向かい飛車では?P73の第7図なんて飯塚さんの『奇襲振り飛車戦法』のP95、急戦向かい飛車成功の第4図とほぼ同じ局面ですね。メリケンは石川VS横山戦の攻防でメリケン不利が通説ですが本書はメリケン側が先手ですから通用したりして?30年前なのに~。最後、第三章は、プロの棋譜解説を9局。良いですね。最善を追求して、互角、互角、研究課題って書かれてもアマにはつまらないですよね。『こうやったら勝てますよ。』という経験の繰り返しで勝てるようになります。その助けになるのが棋書の役目です。後書きまで大局観を気にしたメッセージがとても好感を持てました。尚、大内さんは『穴熊党総裁』の異名があるらしいが本書ではまったくでてきません。P.S.裏表紙の写真もかわいいっす!JKうけしそうなおじさんだわ!
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