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戦略のためのシナリオ・プランニング

, ロムロ・ウェイラン・ガイオソ

によって ロムロ・ウェイラン・ガイオソ
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内容紹介 ●企業の戦略学としての意思決定の方法論「シナリオ・プランニング」 シナリオ・プランニングとは、企業の経営陣や国家の政策立案者などが、 未来に起こりうる「筋書き」を思い描き、問題解決のパターンを編み出し、 他社や他国よりも少しでも早く、勝つためのシナリオを実行するための方法論である。 かつて、ロイヤル・ダッチ・シェル社が、このシナリオ・プランニングを活用し、 オイルショックを乗り越え、しかも莫大な利益を上げることに成功している。 現在では世界のビッグ企業を中心に、ビジネス戦略を予測するうえで、 このシナリオ・プランニングが思考と意思決定の基盤となっている。 翻って、日本人は問題が生じてから粛々とそれを受け入れて耐える民族である。 それ故に、今後起こるであろう諸問題を事前に予期し、 自分たちをどのように守るかという現実的な戦略を考えることである。 そのためにも、シナリオ・プランニングのような、 問題解決に即時的に処理できる戦略的思考、意思決定論を学ぶ必要がある。 本書は、そうしたシナリオ・プランニングの方法論を 「理論と実践」の両者にわたって詳しく解説していく。 ●日本にとって火急の課題となりうる3つのテーマでシナリオを描く 本書は原書“How to Win Every Scenario”の内容に加え、 日本の読者のために、第7章を加筆している。 というのも、原書で取り上げられているシナリオ検証が、 どれも日本の未来にとって重要となるテーマだからである。 1つ目は、「幹細胞研究におけるマーケットと倫理における問題」である。 これは、遺伝子組み換えの問題や昨今のSTAP細胞研究などが挙げられる。 2つ目は、「再生可能エネルギーの開発と環境問題」である。 これは言うまでもなく、原発における内外の世論が挙げられる。 3つ目は、「ウクライナ危機における東西及び欧州における国際問題」である。 国際紛争やテロ事件、または各国のカントリーリスクというものは、 企業にとって、リスクヘッジも含め未来のシナリオを描くべき需要な問題である。 以上から、第7章として日本が勝ち残るための戦略を提案している。 日本文化にも造詣のある著者の、 日本が多くの分野で世界のリーダー的地位を得てほしいという敬愛の念を込められている。 内容(「BOOK」データベースより) 会社経営者、幹部、MBA必読!グローバル戦略、リスクマネジメント、企業CSRに欠かせない1冊。企業が採るべき選択肢を策定する起こりうる未来への思考法。「幹細胞」「再生エネルギー」「国際有事」に対するシナリオ事例を探る。第7章を日本語版として新たに加筆。 著者について 【著者プロフィール】 ロムロ・ウェイラン・ガイオソ(Romulo Werran Gayoso) ブラジル出身。アメリカの経済学者、ビジネス戦略家。カペラ大学ビジネス大学院でPh.D.(管理学博士号)、アリゾナ州立大学でMBA をそれぞれ取得。インテル社で14 年間ほど、技術者及びファイナンシャル部門長として勤務。 現在、グランド・キャニオン大学及びウィルキーズ大学ビジネススクール准教授。専門は、計量経済モデル、競合情報分析、シナリオ・プラニング。『フォーチュン』誌が選ぶ500 社の企業のビジネスモデルを予測する仕事にも従事する。 出版物は、米国競合情報分析協会、世界未来学会、ビジネス予測研究所、ビジネス戦略情報局、エグゼクティブ・マインド・エックスチェンジ、マーケット・リサーチ・サミット、フューチャー・トレンド会議など、アメリカ国内および国際的な学術界でも発表されている。アリゾナ州フェニックス在住。 【訳者プロフィール】 奈良潤( なら・じゅん) 東京都出身。意思決定学者。カペラ大学でPh.D.(教育学博士号)を取得。長年にわたり外資系企業への就職のための人材育成と、東南アジア諸国での教育コンサルティングに従事してきた。現在、総合教育会社スカイビジネス代表。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ガイオソ,ロムロ・ウェイラン ブラジル出身。アメリカの経済学者、ビジネス戦略家。カペラ大学ビジネス大学院でPh.D.(管理学博士号)、アリゾナ州立大学でMBAをそれぞれ取得。インテル社で14年間ほど、技術者及びファイナンシャル部門長として勤務。現在、グランド・キャニオン大学及びウィルキーズ大学ビジネススクール准教授。専門は、計量経済モデル、競合情報分析、シナリオ・プラニング。『フォーチュン』誌が選ぶ500社の企業のビジネスモデルを予測する仕事にも従事する 奈良/潤 東京都出身。意思決定学者。カペラ大学でPh.D.(教育学博士号)を取得。長年にわたり外資系企業への就職のための人材育成と、東南アジア諸国での教育コンサルティングに従事してきた。現在、総合教育会社スカイビジネス代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、戦略のためのシナリオ・プランニングに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
確かに実践的なビジネス書とは言いがたいが、しかし本当に日本のビジネスマンに必要なのは、ハウツー本ではなくこういった時頭を鍛える、思考回路を強化するための本なのではないかと感じた。最近「ストーリー」だとか「シナリオ」とかいったキーワードがビジネス書を賑わせているが、ここまで本格的にケーススタディを扱っている本はあまり見かけないのではないだろうか。ビジネス事例に限らず様々なニュースやトピックを、多角的に分析し、詳細なシナリオを描く訓練を積めば、相当頭が柔らかく、視野が広くなるのではないだろうか。個人的にはやはりウクライナ問題の展望が、スケールが大きくて興味深かった。各国の勝利パターンを読み込むと、国家の描く戦略の重要さをひしひしと感じる。果たして日本政府、日本人は、現在の世界の在り方やいく末について、どんなシナリオを描いていけば良いのか。読み進めるのが容易ではない専門書だが、決して難解な本ではないので、ぜひ万人に挑戦してほしい一冊だ。

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