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Interface (インターフェース) 増刊 STM32マイコン徹底入門 2011年 01月号 [雑誌]
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内容紹介 本書の目的は,「C 言語はわかるが,マイコンのことはまだ知らない人に,これ一冊でマイコンの機能をひととおり利用できるようにすること」です.ARM 社のCortex-M シリーズのマイコンを利用して,具体的な組込み開発過程を説明した日本語の教科書はまだありません. そこで,ARM Cortex-M3 コアを内蔵したマイコンの詳細をSTMicroelectronics 社のSTM32を例に,その周辺機能とともに紹介します.このチップのパワーとファームウェアを徹底的に利用すれば,初心者でも簡単に組み込み開発ができることが理解できる構成となっています.また,開発した機能の例の動画もweb ページで公開し,実際に製作をする時間のない方でも,開発のイメージをもっていただけます. 著者からのコメント 本書で利用する開発環境はオープンソースで開発されているものばかりで、無償で利用できます。STM32のマイコンボードは、ROMへの書き込み機能を備えたものでも、大変安価です。そのため誰でも気軽に組み込みマイコン開発に挑戦できます。本書のホームページには、ページ数の関係で本書に収録できなかった、開発環境を構築するための導入編、様々な機能を利用するための各種周辺回路編、リアルタイムOSのためのRTOS編を公開しています。もちろん無償です。ホームページは"マイコン徹底入門"で検索してください。本書には、STM32マイコンを実際に使用するためのサンプルプログラムを200件以上紹介しています。これもホームページから無償でダウンロードできます。利用も無償です。サンプルプログラムの動作のイメージ動画は、ホームページとYoutubeに掲載しています。Youtubeでは"miqnnet"で検索してください 出版社からのコメント ARM Cortex-M3 コアを内蔵したマイコンの詳細をSTMicroelectronics 社のSTM32を例に,その周辺機能とともに紹介します.初心者には組込みマイコン開発入門書として、組み込み開発経験者には周辺回路とファームウェアのレファレンスマニュアルとして利用できます。 著者について (「著者略歴」より)弁護士・i法律事務所1976年大阪生まれ。2000年に弁護士登録後、東京、大阪の法律事務所で知的財産・IT関係の法務を経験し、2006年i法律事務所を設立し今に至る。父親の影響で小学生の頃にパソコンと電子工作に手を染める。高校では演劇活動、大学では司法試験受験に集中していたが、弁護士登録後にパソコン熱が再発し、独立開業後に電子工作熱が再発する。現在、法律事務所の卓上で法務とマイコン開発を両方こなす毎日を送っている。 About this Title (「はじめに」より) 私がマイコンを利用してロボットを開発しようと思い立ったのは2008年7月頃のことです。やってみたいなぁとずっと憧れていて、ついに開発に着手したのですが、ロボット本体の図面を引いた後、マイコンでの開発にさしかかったところで壁にぶつかりました。当時利用したマイコンは某社のARM7コアを内蔵したマイコンだったのですが、開発で参考にできる資料が余りにも少ないのです。あったとしてもいろいろな書籍・雑誌に分散していたりして資料の収集自体に大分と時間がかかりました。気づいてみると本棚がマイコン関連の本ばかりになっていたのです。またARM7は、小型32ビットマイコン世界ではデファクトスタンダード的地位にあるようなのですが、国内ではあまりメジャーではないようで、日本語で入手できる資料には限りがあり、英文の資料に頼らざるを得ませんでした。職業上英語はある程度扱っていたので何とかなったのですが、それでも日本語の使用と比べると読解に要する労力はかなり違います。開発ツールは、購入するには個人では非現実的な価格でした。このような状態では、ARMプロセッサを利用して開発を学ぼうとしても、時間も、お金も、労力もかかってしまい、特に右も左もわからない学生さんには、絶望的な状況に見えてしまうのではないかと思えました。そんななかSTM32に出会い、このチップのパワーとファームウェアを利用すれば、初心者でも簡単に開発ができることがわかりました。私が開発をするときにした苦労を他の方が繰り返す必要は無いですし、省力化できた時間でよりよいものを開発してもらう方が、これからの世代を担う方にとっては、より有益だと考えました。そこで本書の執筆を思い立った次第です。本書の目標は「C言語だけは知っているがマイコンのことは何もわからない人がこれ一冊でマイコンの機能をひととおりは利用できるようになること」です。そのため本書には徹底的な解説とたくさんのサンプルプログラムを盛り込みました。STM32[パワー+ファームウェア]+マイコン徹底入門[徹底解説+サンプルプログラム]=簡単開発です。私の肩書きを見ていただいたとおり、私は畑違いの職業で、電気・電子については、専門的教育を受けたことはありません。そのため本書中にも多くの誤りや不正確な表現があるのではないかと思います。今後この本をよりよいものに改訂していければと思いますので、皆様の忌憚ないご意見をいただければ幸いです。 また実感をもって開発に取り組んでもらえるように、いわゆるフィジカルコンピューティング的要素も取り込んでみました。開発した機能の例の動画も公開していますので、実際に工作をする時間のない方でも、作例のイメージを持っていただけるかと思います さあ、高性能マイコンの世界を体感しましょう。 続きを見る
以下は、Interface (インターフェース) 増刊 STM32マイコン徹底入門 2011年 01月号 [雑誌]に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
今までH8/3048Fを使ってマイコンの勉強をしていたのですが、FLASHへの書き込み保証回数が100回と少ないので、保証が10000回であるSTM32VLDISCOVERYをこれから使おうと思い、参考に本書を購入しました。”徹底入門”と書名にありますが、まさに”徹底”という感じがします。I/Oポート出力はLとHがありますが、どのような仕組みで出力しているのかや、LEDをつなぐ実験でも必要となる電流を計算し、オーバーする場合はトランジスタを使って駆動するなど、電気電子の説明があり、この部分に詳しくない私には大変参考になっています。掲載されているサンプルプログラムもかなり多く、1つ1つ実験しながら進めるとかなり時間がかかり(私もまだ半分弱までしか進んでいないですが)、本書を一通り読みながら実験するだけでもかなり楽しめます。使用している電子部品も通販などで入手しやすいものです。索引がないので、あったら良かったなと思うこともあります。しかし、それ以上に、力を込めて本書を記した著者の意気込みが伝わり、内容も良く、かなりお勧めの本であると感じます。
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