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NOTO―能登・人に知られぬ日本の辺境

, パーシヴァル ローエル

によって パーシヴァル ローエル
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内容(「BOOK」データベースより) 冥王星の存在を予知するなど著名な天文学者ローエルが、日本の研究家であったことは、あまり知られていない。4回の来日をなし、4冊の著作をニューヨークで出版した。このNOTOは、能登半島の形に魅せられ上野から往復旅行をした時の紀行文である。明治中期、日本の地方の人びとの考え方や暮らしぶりが、ローエルの真摯かつ洒脱な視点で甦る。この度、紀行文にローエルが撮影した日本の人びとや風景の写真ガラス版が、アメリカのローエル天文台で発見されたのを機に、これらの貴重な32葉をグラビアとして加え、新装にて刊行。文学・写真愛好家のみならず、近代日本史、民俗学の研究者も必携の書。第17回日本翻訳文化賞受賞。 内容(「MARC」データベースより) 4回の来日をし、4冊の著作をニューヨークで出版した、天文学者ローエルが、日本の研究家であったことはあまり知られていない。明治中期の日本の地方人の暮らしぶりがうかがえる。
NOTO―能登・人に知られぬ日本の辺境を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書の著者・ローエルは冥王星の発見を予測したことで知られる天文学者である。火星人の存在を信じたというから、「2001年宇宙の旅」の著者のアーサー・クラークなどにはペテン師として批判されている。しかし、ローエルの日本に対する、特に能登半島に対する異常な関心については、あまり知られていない。しかし、実際には、ローエルは能登に長く滞在していることが本書からわかる。能登になぜそんなに執着するのか、その理由をローエル自身は、”岬の趨勢”という言葉で説明しているが、これだとなお難しくてわからないかもしれない。要するにカミナリが先のとんがった避雷針の針先に誘導されるように、光の道(雷の進む方向)には一種の”指向性”とでも呼べるような、法則性があるということなのだ。この場合、能登という岬の地図の上でのとんがりがローエルの関心を引き付けたことがわかる。辺境はとんがっていることがわかる。これこそローエル流の形而上学になっている。詳しくは本書を読んだ後、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読むことをお薦めする。ちょっと手前味噌ではあるが。ローエルは日本の能登に生命の起源を想起したのではなかったのか?火星人を夢見たように。ローエルは美術史にも関心をもっていたというから、後者の本で能登とオランダの画家・フェルメールとの関係もまんざら飛躍のしすぎでないことがわかるだろう。

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