ブラジルの手しごと色彩とぬくもりのハンドメイド

ブラジルと聞くと、アマゾンの大自然、サッカー、ポルトガル語、日系人・・・くらいしか思い浮かばない私ですが、この本を読み始めると、色鮮やかでダイナミックなデザインとその自由さに引き込まれました。さすが移民の国、いろんな文化が混在していて、今まで知らなかったブラジルのいろんな文化に触れることができました。観光として短期間訪れて取材されたものではなく、長期にわたって地元に住み、地元の人々の温かみに直接深く触れた著者ならではの視点で、生活に密着した手作りの物が紹介されています。また、単なる物の紹介にとどまらず、ブラジル人の明るくおおらかな人柄、生活様式なども伺い知ることができ、奥深い内容で、興味深く読ませていただきました。手作りのものが大好きで、見ているとなんでも自分でチャレンジしたくなる私ですが、なにか一つ自分でもつくってみたくなりました。カラフルな写真が豊富に載せてあるので、隙間時間に気軽に読め、読んだ後も再び手に取り、何度でもパラパラと写真を眺めるだけでも楽しめます。アートや写真を飾る感覚で好きなページを開いて飾っておくと、部屋のアクセントになり、いろんな活用方法があると思います。