無料ダウンロード資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営 pdf
資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営
本, 石塚 由紀夫
によって 石塚 由紀夫
4.2 5つ星のうち 12 人の読者
ファイルサイズ : 21.06 MB
内容紹介「これからは、育児時間勤務者も遅番、休日勤務を検討してもらいます」――賛否両論をよんだ“資生堂ショック"、資生堂の戦略とは、どんなものだったのか?NHKの番組「おはよう日本」が取り上げた資生堂の経営改革が、ネットや雑誌などで大きな反響を呼んだ。「育休後の社員にも遅番、休日勤務を検討してもらう」など、従来の資生堂のイメージとは異なる実態を耳にして驚いた人が次々にネットに感想を書き込んだ。美容部員をはじめとする女性社員の就労環境を整備し、「働く女性にやさしい」企業と目されてきた資生堂。何が変わったのか、なぜ変えなくてはならなかったのか――。同社は一部で誤解を受けているが、突然の方針転換をしたわけではない。いくつかのステップを踏み、時間をかけて経営改革を進めてきた。注目を浴びたDVDによる「甘えをなくそう」という呼びかけは、そうした改革の一端にすぎない。他社の先を行く就労環境は「女性にやさしい職場」として受け入れられてきたが、一方で「甘え」の温床とみられる向きもあった。一部の女性社員を優遇することが、同僚の社員に厳しい労働を課すことになる場合もあった。女性社員を多数抱えるがゆえに、悩みは深く、改革は同社で全社員にとって必然だったのだ。長年、女性の問題を追ってきた日経のベテラン記者が、資生堂の経営改革を牽引してきた魚谷雅彦社長や岩田喜美枝氏(現顧問)をはじめ、多くの社員に取材。どのように改革は進められてきたのか、社内に反発はなかったのか、反対勢力にどう対処したのか、どのようなインセンティブを用意したのかなど、女性社員の活躍を目指す企業にとって示唆に富む実例が数多く盛り込まれている。内容(「BOOK」データベースより)「これからは、育児時間勤務者も遅番、休日勤務を検討してもらいます」―2013年11月、全国各地の資生堂の会議室で、衝撃が走った。賛否両論の議論を巻き起こした“資生堂ショック”、資生堂の戦略とは、どんなものだったのか?「職場の不平等感」をなくせ!夕方以降&週末勤務を育児社員に課した“働き方改革”の真意。著者について石塚 由紀夫(いしづか・ゆきお)日本経済新聞社編集委員/ 女性面元編集長1964年新潟県生まれ。早稲田大学卒。1988年日本経済新聞社入社。日本経済新聞では少子高齢化や女性のライフスタイル、企業の人事制度などを主に取材・執筆。2015年法政大学大学院MBA取得、修士論文のテーマは女性管理職のキャリア意識とその形成要因。同年女性面編集長(日本経済新聞では男性初)。2016年より編集局経済解説部編集委員。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)石塚/由紀夫 日本経済新聞社編集委員/女性面元編集長。1964年新潟県生まれ。早稲田大学卒。1988年日本経済新聞社入社。日本経済新聞では少子高齢化や女性のライフスタイル、企業の人事制度などを主に取材・執筆。2015年法政大学大学院MBA(経営学修士)取得、修士論文のテーマは女性管理職のキャリア意識とその形成要因。同年女性面編集長(日本経済新聞社では男性初)。2016年より編集局経済解説部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ファイル名 : 資生堂インパクト-子育てを聖域にしない経営.pdf
資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
「資生堂ショック」とは、2014年春から遅番や休日シフトにも入るように会社側が要請したもの。短時間勤務者が増えた結果、遅番や休日シフトがそのほかの同僚に偏り、職場の不公平感が高まったのがその理由だ。当然現場からは不満が上がったが、これは資生堂の女性活用を考えるうえで、避けては通れない選択だった。根底にあるのは、「子持ちは使えない」なんて言わせないという人事部・経営陣の想いだ。子持ちの社員は、「私のチームに来られたら困る」と以前は思われていた。これでは、女性の活躍推進など夢のまた夢だ。女性のキャリアを拓くためにも、子育てを聖域にしない。これが、資生堂が選択した方法だ。女性を活躍させたいからこそ、社員に強いることもある。女性活用は一筋縄ではいかないが、経営陣のリーダーシップが不可欠だと思えた一冊だった。
0コメント